自然葬送Q&A | |
1.散骨の実施時期は? 仏教徒では御霊が迷い成仏できない期間が亡くなった前日から数えて49日目としています。(忌明/満中陰) 49日目が三か月に跨るときは35日目を忌明としています。一般的な納骨は忌明を過ぎて実施される慣習が ありますので、自然葬の時期もこれに準じて行われているのが一般的です。仏教、キリスト教、神道とも、納骨 や散骨の時期は決まりがある訳ではありません。特に海や山など故人の生前希望がある場合には故人の希 望を叶える役目をご遺族が担っている意味から、安置期間が長くならない早い機会がよいと考えられます。 |
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2.遺骨の取り扱いで遺族の意見がまとまらないときは? ご遺族間でも遺骨の取り扱いについて考えが一致しない場合があります。 故人が生前に自然葬の希望を表明されている場合は最優先されるべきです。 故人の考えが判らないときは遺族で良く協議して決めることになります。 自然葬の喪主はご遺骨の取り扱い方について遺族全員の同意を戴ける様に努めなければなりません。 話し合いがまとまる迄の間、遺骨を自宅安置する方法や分骨した上での自然葬も行なわれています。 |
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3.自然葬の場合、以後何に拝めばよいのでしょうか? 散骨の場合、墓標は設けませんので一般で言う墓参りはありません。散骨した場所の方向に向かい合 掌したり、散骨現場の写真、遺影に拝んだりする方法が採られています。植樹葬又は樹木葬の場合は 散骨した樹を墓標のようにして拝む事ができます。海洋葬の場合には散骨ポイントを臨む岸からの参拝 場所を確保してご案内しています。「お参り」のページをお読みください。 |
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4.海への散骨と、自然地への散骨、その特徴は? これまでの自然葬実施は海に船を出して遺骨を流す「海洋散骨」の希望が多い状況です。 野山などの自然地では土地の所有者に無断で散骨できませんので日本の土地に散骨できる土地が少 ないと言う事情があります。“葬る”字は死後に草が被る文字通り自然葬の意味が書かれています。 一方、海への散骨の考えは生命誕生の源である母なる海へ還る想いです。 遺骨を海に葬るか、野山に葬るかは、自然界へ還るという広い意味で同じ自然葬法と言えます。 |
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5.散骨の具体的方法は? 自然地の場合、背の低い草むらや樹木の下などが適しています。遺骨を細かく加工して許可がある決 まった場所に散骨します。散骨後には草を被せます。樹を植える植樹葬では将来どのくらいの大きさ になるのか考えて場所を選びます。苗木は自然育成が基本ですから水遣りの他は施肥しません。 墓標や標識は通常は立てません。散骨現場では立会い者が歌を歌い、音楽を流し、詩を朗読する等 自由な葬送スタイルです。宗教行事を取り入れてもかまいません。「野山散骨」の頁をお読みください。 海洋葬の場合、花を一緒に流すときは花びらだけにします。細かく加工された遺骨と一緒に花びらを 添えて散骨できます。お酒、お茶類も流せます。 岸から何キロ先に流さなければならないとはっきりとした規定がある訳ではありません。 沿岸に近づくときは養魚場や施設が無いか注意してあればそこからは離れます。海洋葬の場合、予め 陸側から散骨する海域に見当をつけておけば、船上からどこに散骨するか迷わなくて済みます。 |
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6.節度ある散骨の要件とは 実施前に遺骨を細かく加工する。人が集まる観光地や同意のない他人の土地に勝手に散骨しない。 海が好きだった故人の為に砂浜や岸辺に散骨しない。日本の河川への散骨は控える。 自然葬の考え方を人に押し付けない。などが挙げられます。 |
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7.自然葬の後、宗教行事を行うのでしょうか? 自然葬を実施したからと言って宗教的な行事を行ってはおかしいと言う事は何もありません。 納骨か散骨かは遺骨葬法としての選択肢ですから法要や記念祭などを行うか、行わないかを関連させ る必要はなくご自由です。行う場合の形式も喪家のお考え次第です。 「初盆はどうしたらよいですか?」の質問に対しても同じです。参拝者が多く来訪される場合には、遺影 に花やお供物などで祀り、お参りできる準備をなさったら如何でしょうか、とお答えしています。 祭壇に宗教を取り入れるのも自由ですし、散骨で遺骨が無くなってもお盆行事には支障ありません。 ご遺族間で良く協議して決めることになります。 |
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8.自然葬の費用はいくら位かかるのでしょうか? 1〜2名様の航空運賃・ホテル宿泊費がかからずご好評を戴いております。 独り暮しや身寄りの無い方の福祉自然葬も取り扱っております。詳細はお問い合わせ下さい。 |
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