海洋葬と一口に海と言っても日本海や太平洋の外海と湾や入江の内海では随分状況が異なります。
外海は波も高いので第1希望日に実施できない率も高くなります。勿論太平洋、日本海の外海散骨のご希望も叶いますが小型の船では心配です。お立会い者は一般的に2〜8名位ですが大型客船を使用してお立会い参加者が70名を超える海洋葬が過去に実施されました。実は大型船はデッキから海面までの距離が遠いことをご承知ください。デッキから海面迄の距離が遠いと遺骨が風で宙に舞ったり返ってきたりする事があります。
     
  海洋葬で気になるのはお立会い参加者の船酔いの問題です。
内海近海では波も穏やかで所要時間も1時間程度で済みますのでご気分が不調に向かう頃は帰港しますから大方は大丈夫。船酔いがご心配であれば船上散骨を当苑奉仕員に任せて岸からお立会い戴く計画も可能です。携帯電話と双眼鏡を用いて船側と岸側で連絡を取り合い実施します。船側と岸側と分散参加も可能です。この場合、船はできるだけ岸に近づきますが水深の問題がありますので潮の干満、海底地形など船長の豊富な経験と技術が要求されます。岸からどの辺りに散骨するか事前に下見して見当をつけておけば当日迷わずにうまくいきます。

     
  綺麗な砂浜だから、海でよく遊んだから、と言って浜辺に散骨するのはマナー違反となります。人の遺骨は火葬されていますので、衛生的には何の問題もありませんが、納骨して供養作法の習俗は永く続いていましたので一般では遺骨に対しては特別の感情を伴っています。“千の風になって”の音楽がヒット
してセンセーショナルが起ってから自然葬の問い合わせも増えています。元々日本人の葬送は自然葬スタイルだった訳ですから、節度とマナーがあれば現代社会に受け入れられる筈です。散骨の前には遺骨を細かく加工するマナーも定着しています。

 


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